発達外来リハビリテーション
お子さんの「したい!」「できた!「たのしい!」の実現をサポート
運動や手先の操作、身辺動作、言葉、コミュニケーション、心理、社会性など、生活全般に関わる発達のご心配事やお困りごとに対し、その子らしく自信と満足感をもって取り組めるよう支援します。内容としては、トランポリンやサーキットなどの運動課題、工作や手先の操作などの作業課題、クイズやカードゲームなどの言語・コミュニケーション課題、靴や中敷きを調整する足育など、様々な方法を、お子様1人1人に合わせて実施します。その他、幼稚園や学校、他の医療・福祉機関とも連携し、過ごしやすい環境づくりのお手伝いもいたします。保護者様のお悩みへの対応や日頃できることのご提案もいたします。
-
感覚
- 特定の感覚(音、触覚など)に敏感で活動に支障がある
運動
- 転び易い
- 運動がぎこちない
- 手先が不器用
行動
- 落ち着きがない
- 座っていられない
- 不注意
- 身の回りのことができない
認知・学習
- 読み書きが苦手
- 計算ができない
- 図形問題が非常に苦手
言語
- 発音が不明瞭
- 言葉の遅れがある
- 吃音がある
コミュニケーション
- 社会ルールが身に付かない
- 人とのやりとりが苦手
- 集団活動に参加が難しい
受診の流れ
当院では,リハ医師の指示のもと、作業療法士・言語聴覚士・理学療法士が一人一人に合わせた内容でお子さんの発達を支援します。
相談・診察・リハビリテーションは予約制です。1回の診療時間は約40分を原則としております。-
- リハビリ専門医
- 診療
- 理学療法士
作業療法士
言語聴覚士 - 発達評価保護者のニーズ確認
- 当院で提供できるサービス内容の検討
- ご本人・ご家族と今後の方針について相談
初めて受診される方へ
初めての方はまず電話でご予約下さい。
他の医療機関など利用されている方は紹介状をご持参下さると診察がスムーズです。初診時にお持ち頂くもの
- 保険証・母子手帳
- 以下ある場合、乳児医療証・紹介状
相談・予約受付窓口
- リハビリテーション部 中黒宛
- 0134-23-8266
当院で提供される発達障がいのリハビリテーションとは
作業療法(Occupational Therapy:OT)
子どもたちの“したいこと” “大事なこと”の実現、将来の自立に向けて支援をします。
具体的には、運動機能(体の使い方や手先の使い方、眼球運動等)、認知機能(見る、聞く、考える、覚えるなど)、行動面・社会性(課題に取り組む力、ルールに沿ったやりとり、社会技能等)について、発達支援や社会適応の支援を行います。- こだわりが強くて困っている
- 音に敏感でなかなか寝られない。
- よく転ぶ、つまずく、失敗が多い。
- 指示通り動けない。など
-
- お子さんの状態確認
- お子さんの遊びの様子やご家族から普段の様子をお聞きする
-
- 評価
- 現在の発達がどのくらいか
- 得意な能力・苦手な能力は何か・・・
- 評価をもとに、お子さん一人ひとりに合った支援や遊びを様々な活動と通して行います。また、環境調整も含めて、お子さんの取り巻く環境に対する支援方法を一緒に考えて実施します。
言語療法(Speech Therapy:ST)
何らかの理由で、お話しすること・理解をすること・コミュニケーションの発達に遅れや心配があるお子さんに対して、発達状況の確認(遅れの有無、どの程度の遅れがあるか、)を行い、必要に応じてことば・コミュニケ-ションの育ちが豊かになる様、お手伝い致します。
- ことば・コミュニケーションに心配がある
- ことばが遅い・会話ができない・発音が心配
- ことばの意味がわからない・話しを聴けない
- 文字が書けない・読めない。など
-
- 言語発達の確認
- お子さんの遊びの様子からご家族から普段の様子をお聞きする
- 言語発達を中心とした検査の実施・・・
-
- 評価
- 言語発達の遅れの有無
- 現在の発達がどのくらいか
- 得意な能力・苦手な能力は何か・・・
- 評価をもとに、お子さんの生活が豊かになる様な遊び・課題を提供し、言語・コミュニケーション面の発達を促していきます。また、日常の関わり方をご家族と一緒に考えていきます。お子さんが学習・遊びにスムーズに取り組める様にするため、評価結果を幼稚園・保育園・各学校などへ情報提供することも可能です。
理学療法(physical therapy:PT)
主に運動発達の遅れや運動障害のあるお子さんに対して、運動の基本的能力・日常生活動作能力の確認(遅れの有無、どの程度の遅れがあるか)を行い、必要に応じて運動機能促進、応用・代償運動の学習を促せる様、お手伝いいたします。
- 動きに心配がある
- 歩けない・よく転ぶ
- 手足・体が不器用
- 動きがぎこちない、姿勢の崩れがひどい。
-
- 身体機能・運動発達の確認
- お子さんの遊びの様子から、姿勢や運動の様子を観察
- ご家族から普段の様子をお聞きする
-
- 評価
- 運動発達の遅れの有無
- 現在の発達がどのくらいか
- 変形・拘縮の有無
- 得意な能力・苦手な能力は何か・・・
- 評価をもとに、運動発達に遅れのみられるお子さんに対して寝返りやお座り、ハイハイや歩行などの基本的な運動機能を引き出していける様、遊びを取り入れながら運動練習を行ったり、楽な呼吸や姿勢を提供したり、変形や拘縮の予防を行います。また、お子さんの成長を促し、運動に対する自発性を引き出すための方法を一緒に考えて、日常の支援を行います。