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脳神経内科の特徴

脳神経内科はいくつかの新しい試みも行っています。

1軽症認知症に対する診療

認知症についての各種臨床検査や認知症についてのリハビリテーション的アプローチ(認知機能のどこに問題が生じているか等)を詳細に行い、初期の軽い段階から診断をつけ、治療や機能訓練、さらには日常生活について再度見直すことにより、出来るだけ長く元気でお家で暮らせるお手伝いをしています。運転免許の適合についてもリハビリテーション部門で検討可能です。

2パーキンソン病を始めとした疾患に対する取り組み

小樽市立病院と画像検査などの委託契約をしており、パーキンソン病などの各種脳や脊髄(せきずい)の疾患に対して、頭部/脊髄MRIだけではなく、シンチグラフィーを呼ばれるいくつかの高度な検査も簡便に行えます。

これらの高価で高度な機器を自前で持ち、専門医の常駐する公的基幹病院との棲み分け、差別化を考えると、当院は、これら疾患の投薬などの治療に加えて、リハビリテーション的アプローチ、患者さんの生活や家族関係などにも考慮した、在宅生活の維持とう視点を持ちうる看護スタッフ、リハスタッフ、介護職員が存在するため、これら疾患をもつ本人、家族に対して大きく貢献できるものと考えています。また、これこそが当院の目指す道であると考えています。

3しびれについてのアプローチ

整形外科医と連携してしびれの診断及び治療に取り組んでいます。しびれの診療には、各種MRI検査に加えて、末梢神経障害の診断のための末梢神経伝導速度検査も重要な役割を持ちます。当院は臨床検査技師もおり、診断のみではなく治療効果の判定や経過観察のための検査にも速やかに対応が可能です。

4慢性頭痛に対する取り組み

慢性頭痛の中でも、偏頭痛(へんずつう)や群発(ぐんぱつ)頭痛(ずつう)といった、学業や就業に悪影響を及ぼす強い頭痛に悩まされている方に対し、病歴や日常生活について詳しくお聞きし、日常生活指導及び適切な薬剤を選択する事で、頭痛を軽減し、出来得る限り頭痛のない生活を取り戻すお手伝いをします。

5ボトックス療法

まぶたや顔面の痙攣(けいれん)、脳血管障害その他による筋肉の強いこわばりに対して、ボトックスという薬剤を筋肉に少量注射することで症状を軽減します。

6フレイルについての取り組み

高齢者は、健康な状態からフレイルという、要介護状態になる前の高齢者の虚弱な状態を経て要介護に陥ります。このフレイルをきちんと見極め、運動療法(リハビリテーション)や日常生活上の対策を練ることにより、要介護に陥らず健康状態に近づけることが可能な場合がしばしばあります。

当院では、現在この、フレイルという状態に注目し、長く元気で暮らすことが出来るようなお手伝いに力を入れています。特に、運動療法を開始する場合、2~3ケ月で卒業していただくことを目標にしています。(下図厚労省より)

このような様々な症状に対して、病歴や生活状況を伺いながら診察を行います。原因となる病気の発見に向け必要な検査を行い診断し、適切な治療法を選択します。

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