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感覚統合(Sensory Integration)とは、「自己の身体および環境からの感覚刺激を組織化し、環境の中で体を効率よく使用することを可能にする神経学的プロセス、中枢神経系で生じる受容から環境との適応的な相互関係として示される一連の現象」(Fisher & Murray 1991)
感覚およびその統合と最終産物
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上図は感覚が発達する段階を入力の統合段階にして説明した図であります。感覚統合では、味覚・嗅覚・視覚・聴覚という感覚よりも無意識に処理される触覚・固有受容覚・前庭覚が共に重要であり、これらの感覚が統合されることで、最終産物として、学習するための集中力や自尊心、自信などの発達を促し、社会適応にとって不可欠な能力を高めるからです。
感覚統合療法では、主に触覚、前庭覚、固有受容覚の3つの感覚を重要視して取り組みます。
統合とは、内的まとまり→外的働きかけであり、感覚統合療法では、